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米国によるイラン攻撃準備は着々と進んでいます。
--- 米国による「イラン攻撃計画」が明らかに=英BBC http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070220-00000848-reu-int [東京 20日 ロイター] 英BBCは19日、米国がイランに対する予備的な攻撃計画として、イランの核施設だけでなく、同国の大半の軍事インフラを空爆対象とする計画をまとめたと報じた。イランの空軍基地、海軍基地、ミサイル施設、指令部や官制センターが攻撃対象になるとみられている。 米国は、攻撃は計画しておらず、イランがウラン濃縮を停止するよう説得を続ける、と主張している。 ただ、複数の外交関係者はBBCに対して、予備的な計画として、フロリダの米中央軍トップがすでにイラン国内の攻撃対象の選定を終えたことを明らかにした。 攻撃対象リストには、ナタンツのウラン濃縮施設、イスファハン、アラク、ブシェールの施設も含まれている。 BBCの軍事特派員、フランク・ガードナー記者によると、攻撃の引き金になり得るのは、イランの核兵器開発が確認された場合か、イラクに駐留する米軍に大規模な被害を与えるような攻撃にイランが直接関与していることが明らかになった場合だという。 Tehran defies UN nuclear deadline http://news.independent.co.uk/world/politics/article2290038.ece 2月21日が期限となっていた、国連のイランに核開発停止を求める決議に対する返答期限を前に、イランが「拒否」回答 --- 日本国内では(私の把握している限り)イラン問題はあまり報道されていませんが、 今年の国際政治・国際関係の出来事の中で一番重要なのがイラン問題だと思っています。 (日本から見れば北朝鮮問題かもしれませんが。) なぜ、イラン問題が重要なのか? 米国の覇権(の維持)がかかっているからです。 イラクは大量破壊兵器のせいで攻められたわけではありません。 石油を産出するから、というのも半分しか理解していないことになります。 実際は、 「石油売買の決済をドルからユーロに変えたから」 です。 なぜ、ドルをユーロに変えるのがそんなに問題なのか? 基軸通貨が他の通貨と決定的に異なる点は、 「基軸通貨=国際決済通貨だからという点で需要が生じる」ということです。 米国は、ドルが基軸通貨でなくなると、(世界中でドルに対する需要が無くなり、) 双子の赤字を続けられなくなります。 (中国や日本が外貨準備でドルを積んでいるのは、ドルが基軸通貨だからです。基軸通貨がユーロになれば、その大部分をユーロに切り替えます。) 基軸通貨でなくなると、米国は財政が組めなくなるということです。 米国民は(借金をして)世界製品を消費できなくなるということです。 つまり、「ドルが基軸通貨でなくなる」=「米国覇権の衰退」と同じです。 石油決済は多額のドル需要をこれまで生み出してきましたので、それがユーロに変わるのは、 (ドル機軸体制にとって)大打撃なのです。 なし崩し的にユーロ決済が世界で普及すれば、基軸通貨はユーロに移行します。 ドル機軸通貨体制に(勇敢にも)挑戦したのが、イラクとイランです。 イランの「核開発疑惑」うんぬんというのは、「大量破壊兵器」と同様な「カムフラージュ」です。 (考えてみてください。核を持っている国なんてのはわんさかいるのですから。例:イスラエル、インド、パキスタン、北朝鮮) (ちなみに、ドル基軸通貨体制に挑戦しているのはもう一国あるのですが、これは少し将来の問題です。) そういうわけで、米国が覇権を維持するためには、「イランを攻めること」が必要不可欠です。 (私は、戦争を望んでいるわけではありません。平和を愛する一市民ですので。。) イラン戦争になっても米国が負けるとは思いませんが、ベトナム戦争と同じく泥沼化する恐れがあります。 その場合、米国の覇権の衰退が早まります。 日本との観点で言うと、米国の覇権が衰退すると何が起こるか。 一言で言えば、 「(軍事大国)中国と一国で対峙しなければならない。」 ということになるので、これは非常に頭の痛い問題です。 既に米国は北朝鮮問題から手を引き、在韓米軍を撤退させています。 在日米軍が縮小されるのも時間の問題でしょう。 中国は現時点で米国に次ぐ世界第二位の軍事予算を持っています。 何のためか? もちろん、(米国亡き後)覇権を狙っています。 既に、日本くらいならいつでも排除できると考え始めているかもしれません。 人気blogランキングへ
by oldyorker
| 2007-02-23 14:55
| 世界のニュース・日本のニュース
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